新型コロナウイルス感染症が収まらないなか、JR各社の苦戦が続いている。9月16日には、JR東日本とJR西日本が、2021年3月期通期の業績見通しを発表。両社とも過去最大の赤字を計上する見通しとなった。, 両社の業績予想によると、連結最終赤字がJR東日本は4180億円、JR西日本は2400億円。前期はJR東日本が1984億円、JR西日本が893億円の黒字だったので、両社とも1000億円単位で収支が悪化することになる。あわせて6500億円超という巨額赤字だ。, 新型コロナウイルス感染症が2020年春に流行してから、先行きが不透明として、両社ともこれまで業績予想の公表を控えてきた。, しかし最近になり、新型コロナの状態もやや落ち着いてきたためか、業績予想の発表に踏み切ったようだ。JR東日本は、「夏期輸送の実績等を踏まえ、今後の収入動向等を一定程度見通すことができる状況となった」と、業績予想を開示した理由を説明している。, JR東日本が発表した連結業績予想を詳しく見てみると、売上高に当たる営業収益が対前期比65.5%の1兆9300億円。うち、運輸事業が同58.7%の1兆1700億円、流通・サービス事業が同74.7%の3750億円、不動産・ホテル事業が同87.5%の3050億円である。, つまり簡単にいうと、主力である鉄道事業の売り上げが6割弱まで落ち込んで、関連事業も7~8割にとどまる、ということだ。関連事業でも鉄道事業の落ち込みをカバーすることはできず、結果として、巨額の最終赤字を計上する見通しとなった。, 今回の業績予想での注目点のひとつは、JRの根幹である鉄道事業の見通しである。JR東日本が7月に発表した2020年4~6月期決算では、鉄道運輸収入が対前期比38.9%だった。今回の業績見通しでは、通期で同56.9%になるとしている。, つまり、最悪期だった4~6月期に4割程度だった鉄道事業の収入は、通期でも6割弱にまでしか戻らない、とみているわけだ。同社では、2021年3月期末時点で、鉄道収入はコロナ流行前の75%程度の回復にとどまると予想しているという。, 理由は明らかで、テレワークの普及による出社回数の減少、出張の抑制。さらに、観光客の減少が追い打ちをかける。「Go Toキャンペーン」で国内観光客はやや回復しているようだが、近年の収益を支えた外国人観光客が戻らなければ、コロナ前までの回復はとても見込めない。そのため、JR東日本は通期で前期比6割に満たない鉄道収入と予想したわけで、2022年度以降も厳しい見通しをしているようだ。, それでも、JR東日本は、首都圏の通勤・通学路線を抱えているため、まだマシなほうである。通勤・通学客は、出張や観光客に比べれば回復が早いからだ。実際、JR東日本の月次情報をみると、8月の定期収入は対前期比78.1%にまで回復している。これに対し、定期外の中長距離収入は23.8%にすぎない。, JR西日本も事情は同じで、8月の定期収入は88.4%にまで回復したが、定期外は近距離が54.1%、中長距離が29.4%にとどまる。直近の9月7~11日(平日)の利用状況では、近畿圏が対前年同曜比65%なのに対し、山陽新幹線は33%、北陸新幹線は31%。通勤・通学客の多い近畿圏が、業績を下支えしていることがわかる。, 心配なのは、首都圏や近畿圏ほどの通勤・通学需要がないJR他社だろう。JR東日本、JR西日本以外は、いまのところ通期の業績見通しは発表していないが、厳しい数字になるとみられる。, Go To利用、まったく正反対の人たちが、ちょうど半数ずつ存在…“不思議な感覚”の正体, 予約殺到のプレステ5が“期待外れ”に終わる理由…任天堂に勝てないソニーの致命的な失敗. JR東日本、東海、西日本、九州の上場4社はこのほど、2021年3月期第1四半期連結決算(20年4月1日~6月30日)を発表した。新型コロナウイルスの影響を受けて新幹線旅客などが減少し、4社とも大幅な減益となった。21年3月期の連結業績予想は、新型コロナウイルスの影響で4社とも未定としている。, JR東日本の第1四半期決算は、売上高が前年同期比55.2%減の3329億4600万円、営業損失が1783億600万円、経常損失が1975億600万円、純損失は1553億7700万円となった。赤字幅は四半期決算として過去最大となった。, 運輸事業では、駅や車内での消毒や換気などの実施、駅係員および乗務員のマスク着用などの「安心」「清潔」のPR活動に加え、Suicaや新幹線eチケットなど非接触のサービス利用の促進などに取り組んだ。また、6月には流動促進施策としてピーク分散に向けた出発日限定の旅行商品を設定した。, 流通・サービス事業では、5月に仙台駅で「牛たん通り」「すし通り」をリニューアルオープン、京都に同社エリア外初出店となる「紀ノ国屋 ジェイアール京都伊勢丹店」をオープンした。, 不動産・ホテル事業では、4月に「メズム東京、オートグラフ コレクション」(東京)、「ホテルメトロポリタン鎌倉」(神奈川)、5月に「ホテルメトロポリタン川崎」(神奈川)、6月に「JR東日本ホテルメッツ横浜」(神奈川)、「JR東日本ホテルメッツ横浜桜木町」(神奈川)などを開業した。また、沿線の暮らしづくりとして、6月に大規模賃貸住宅「びゅうリエットグラン新宿戸山」(東京)への入居を開始した。, このほか、Suica電子マネーの加盟店開拓や海外鉄道プロジェクトへの参画、推進などを行った。, JR東海の第1四半期決算は、売上高が同72.7%減の1287億3400万円、営業損失が836億1300万円、経常損失が1014億5900万円、純損失が726億5100万円となった。東海道新幹線の利用が急減するなど、03年の四半期決算導入後では初の赤字となった。, 営業施策では、感染拡大防止の一環として、駅係員を介することなく切符を購入できる「エクスプレス予約」「スマートEX」の利用促進に努めた。流通業では、「ジェイアール名古屋タカシマヤ」「タカシマヤ ゲートタワーモール」で顧客ニーズを捉えた営業施策を展開した。不動産業では駅商業施設のリニューアルに向けた準備を進めるなど、競争力、販売力の強化に取り組んだ。このほか、ホテル業では、感染拡大防止に取り組みながら高品質なサービスの提供に努めた。, JR西日本の第1四半期決算は、売上高が同55.3%減の1633億7700万円、営業損失が942億2200万円、経常損失が997億6100万円、純損失が767億1100万円となった。鉄道の利用客が大幅に減少するほか、不動産、ホテル業でも苦戦し、四半期で過去最大の赤字となった。, 運輸業では、05年4月25日に福知山線列車事故を発生させたことを踏まえ、重大な事故を二度と発生させないとの決意のもと、「JR西日本グループ鉄道安全考動計画2022」を策定し、ハード、ソフト両面から安全性向上の取り組みや安全マネジメントの仕組みづくりを進めた。, 流通業では、6月に宿泊特化型ホテル「ヴァイアン広島新幹線口」を開業し、「ヴァイアン下関」のリニューアルを実施した。不動産業では、5~6月に「さんすて岡山」「金沢百番街」の一部エリアのリニューアル開業を行った。このほか、ホテル業では、感染防止対策を十分に実施して営業。旅行業では、オンライン旅行相談を開始した。, JR九州の第1四半期決算は、売上高が同38.4%減の618億4800万円、営業損失が157億300万円、経常損失が152億3400万円、純損失が51億1900万円となった。新型コロナウイルスの影響による移動需要の減少、個人消費の低迷で、第1四半期初の赤字となった。, 営業面では、5月から指宿枕崎線郡元―喜入間で「スマートサポートステーション」を導入したほか、九州の元気を発信する「その日まで、ともにがんばろう」プロジェクトを展開した。また、3月からサービスを開始した「JRキューポアプリ」の入会、利用促進キャンペーンなどを行い、利便性向上と鉄道事業並びに他事業の相互送客の促進を図った。, 輸送面では、移動需要の減少を踏まえ新幹線および在来線を合わせて約20%の運行本数削減を行った。バス事業では、新たなMaaSの分野で第一交通産業および西日本鉄道との連携を軸に、持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けた取り組みを推進した。, ホテル業では、新型コロナウイルスの影響に伴い国内16施設中8施設が休館を実施。営業では各地方自治体の観光支援策の活用、テレワークプランの造成など、限られた需要の取り込みを図った。, 写真、見出し、記事など全てのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。著作権・著作隣接権は観光経済新聞社に帰属します。, © 2020 Kankokeizai News CorporationAll Rights Reserved, 第33回「にっぽんの温泉100選・選んだ理由別ベスト100」(2020年1月1日号発表), 「雰囲気」「泉質」「見所・体験の充実」「郷土の食文化」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!.

JR東西、計6500億円赤字に激震…JR東海、リニア開業が不透明、巨額建設費用が重荷, JR東海の悪夢…東海道新幹線の利用者94%減の一方、リニア建設費3800億円の負担, 新幹線「ぷらっとのぞみ」衝撃の東京―名古屋1万円…「JR東海、経営ヤバイ?」不安拡散, コロナ自粛延長で「自転車」通勤増加→事故増加の懸念…東京、すでに自転車保険加入が義務化, JRAエリザベス女王杯、“究極の馬券投資法”…破壊力抜群の「馬主関係者の一点勝負」情報. JR東日本、東海、西日本、九州の上場4社はこのほど、2021年3月期第1四半期連結決算(20年4月1日~6月30日)を発表した。新型コロナウイルスの影響を受けて新幹線旅客などが減少し、4社とも大幅な減益となった。21年3月期の連結業績予想は、新型コロナウイルスの影響で4社とも未定としている。 Copyright © Business Journal All Rights Reserved. 新型コロナウイルス感染症が収まらないなか、jr各社の苦戦が続いている。9月17日には、jr東日本とjr西日本が、2021年3月期通期の業績見通しを発表。

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